「ツムツムのハート自動送信でプログラムを作ってるけど、どんな処理を関数として登録すればいいんだろう?」
このような疑問にお答えします。
この記事では、ハートの自動送信で使うFRepの関数について紹介します。
関数の紹介
関数について、ご存知かもしれませんが、簡単に説明します。いくつかの処理をまとめて整理し、1つのかたまりとして扱うことができます。その集まったものを「関数」と呼びます。関数のまとめ方は、数ではなく種類で分別すると整理しやすいです。
「ハートをタップ」
↓
「OKをタップ」
↓
「確認の画面をタップ」
↓
「OKをタップ」
↓
「確認の画面をタップ」
プログラムを作る時は、この3つの操作の処理を追加します。この一通りの動作を関数として登録しておきます。そうすると、登録した関数を呼び出せば、同じ動作をしてくれます。
整理された分かりやすいプログラムを作るなら、関数は使えるようになりましょう。
FRepの関数の作り方、使い方はFRepのプログラムの作り方と整理の仕方【手順を詳しく解説】をご覧下さい。
解説している自動送信では、こちらの関数を使っています。
- 一番下へ
ランキングの一番下へスクロール - 長いスクロール、短いスクロール
4人分のスクロール - ハートオール
ハートを受け取り、ランキングへ移動 - ハート送信
画面上のハートを全て送信
ここからは、関数の処理内容を解説していきます。関数名は、処理内容に影響しません。分かりやすい名前にしましょう。
一番下へ
「一番下へ」の関数の内容です。一番下までスクロールが出来なければ、ハートの送信漏れが発生します。今後増える人数を想定した多めのスクロールしておきましょう。もし人数が増えて、スクロールが足りなくなれば録画し直しましょう。
長いスクロール、短いスクロール
「長いスクロール」の関数の内容です。「短いスクロール」の関数の内容です。
それぞれ4人分のスクロールの録画になります。スクロールの移動距離が少し異なり、ズレを調整する為に2つ用意しています。
4人分のズレないスクロールの作り方は、ハートの送信漏れを防ぐのにかなり重要です。詳しくは【重要】ツムツムの自動送信のスクロールがズレないテクニックを解説をご覧下さい。
ハートオール
「ハートオール」の関数の内容です。メールボックスからハートをまとめて受け取り、ランキングの画面まで戻る操作になります。画像のタップは画像認識を使っています。
画像認識の使い方はツムツムの自動送信のタップミスを防ぐ【Frepの画像認識を解説】で詳しく説明しています。
画像認識の設定は、こちらの画面を参考にして下さい。
画像認識で設定する画像は、赤枠で囲っている部分になります。設定する画像の大きさは、判定したい画像より小さく指定しましょう。大きいと上手く判断が出来ない事があります。
2.ハートボックス
3.まとめて受け取る
4.OK
5.とじる
6.とじる
タップするのは、録画を使ったタップではなく、画像認識で作ればタップのミスは起こりません。
ハート送信
「ハート送信」の関数の内容です。表示している画面のハートがなくなるまで、ハートのタップと確認画面のタップを繰り返します。
2.ハートのタップは画像認識の範囲指定を使います。
- 判定時間
- 判定で失敗した時の次の処理
1つ目は、判定時間です。
他の画像認識の設定と異なり、判定時間は3.0秒と短めの設定にしています。
理由は、画像認識の判定の失敗を「ハートが全てなくなった」判断に使っています。この他の画像認識では、基本的に失敗しません。失敗する場合は、設定ミスか通信エラーです。
この判定時間は、画面のハートを全てタップした後に待つ時間になります。短い方が良いですが、短すぎると判定処理自体が失敗する事があるので、その点だけ注意して下さい。
2つ目は、判定で失敗した時の次の処理です。
画面のハートを全てタップした後、この関数の処理を終わらせます。つまり、判定で失敗した時は、次の処理に進まずに、「5.待機」にしています。
3.OKを画像認識でタップします。
4.赤枠で囲っている部分を画像認識でタップします。
ハートが見つかりOKをタップした後は、もういちどハートの判定処理を呼び出します。ハートがあるのかもう一度確認するので、次の処理に進まずに、関数の始めの「1.待機」にしています。
まとめ
今回は、ハート自動送信で使うプログラムの関数を紹介しました。関数を使い始めたけど、処理のまとめ方が分からない時の参考にでもなれば幸いです。
ツムツムのハート自動送信のプログラムの作り方は、こちらで解説しています。
最後までご覧頂き、ありがとうございました。
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