人と話すことは生活していく上で切り離せません。でも上手く話しができず、相手に意思が伝わらないということはありませんか?
とても良いトレーニング方法を教えて頂いたので紹介します。上手く話すことができないとお悩みの方に読んでほしい内容になります。
どうもほそめパパです。
先日、FCEトレーニング・カンパニーが開催している「話す力トレーニング」というセミナーに参加してきました。
コミュニケーションの手段はメールやLINE、電話など色々ありますが、その中でも人と直接話すのは見た目や雰囲気、話し方などで相手への印象が変わってきます。
話す内容については日頃から話しなれていないと言葉が出てこなかったりします。
例えばメールの場合、考える時間があるので伝えたい物事について調べたり文章を見直すことも出来ます。時間をかけると比較的分かりやすい文章を作ることができます。
でも人と直接話をする場合、その場で受け答えをすぐにしないといけません。話し下手の場合、伝えたいことが上手く伝えることができずに相手に苛立たせてしまうこともあります。
今回紹介する話す力とは
直接会話をするときのコミュニケーション能力になります。話す力は意識することによって確実に向上します。
目次
コンディションを整える
コミュニケーションは「心と心のやりとり」になります。自分の気持ちはそのまま相手に伝わります。
例えばある打ち合わせの進行役を任されて大人数の前で話すとなった場合、上手く話せるかなぁと緊張します。緊張しすぎると頭の中が真っ白になり、思い通りに話すことができなくなってしまいます。緊張しているのが相手に伝わることで不安にさせてしまいます。
まずは話す内容を考える前に緊張や焦りといった気持ちを落ち着かせましょう。
緊張をほぐしましょう
緊張しすぎてしまうと思い通りに話すことが出来ないので緊張を和らげましょう。すぐに出来る緊張のほぐし方を3つ紹介します。
深呼吸
深呼吸をすることで気持ちを落ち着かせることが出来ます。鼻から息が吸えなくなるまで息を吸ってから一気に口から空気がなくなるまではきます。このときお腹に空気を入れてお腹が膨らむことを意識しましょう。お腹に軽く手を当てて膨らんだりへこんだりなっていることを確認します。
末端運動
緊張することで身体に無駄な力が入ってしまうので、体をほぐしてあげましょう。手をグーパーするのを数回繰り返してみて下さい。良く緊張してしまう方は手がグーの状態になって身体が縮こまっている状態になりがちです。
力を抜いて手をだらーんとすることで無駄な力は抜けていきます。だらけすぎると周りから見ると印象が良くないので力だけを抜くようなイメージになります。
自分で力を抜くことをコントロールできるようになれば無駄に力が入ることもなくなります。
「うまくやりたい」「好かれたい」の気持ちを捨てる
面接や仕事の報告では態度や話す内容で相手に評価されます。もちろん上手く話せて良い評価をしてもらいたいですが、その気持ちが大きすぎるとプレッシャーになってしまいます。上手く出来るかなぁと不安な気持ちが高まると余計に緊張してしまいます。考えすぎる前に出来る限りの準備を充分にしましょう。もし失敗してしまった場合は出来ることは全てしたからしょうがないという考え方に切り替えましょう。
自分の持っている力以上のことを発揮するのはとても難しいです。失敗した場合、駄目な所を理解して直せば意味のある失敗になります。
失敗は成功のもとということわざがあるように見えない失敗におそれるよりもどうすれば成功するのかを考えることが大切です。
ほどよく緊張はしましょう
緊張しすぎることは良くありませんが、ほどよい緊張は必要になります。ほどよくという表現があいまいでわかりづらいですが、緊張がゼロの場合、気が引き締まっていないので単純なミスをしてしまいます。全身で「話す」トレーニング
アメリカ合衆国の心理学者のアルバート・メラビアンが発見した実験結果でメラビアンの法則というものがあります。
メラビアンの法則
メラビアンの法則についてウィキペディアから抜粋しました。感情や態度について矛盾したメッセージが発せられたときの人の受けとめ方について、人の行動が他人にどのように影響を及ぼすかというと、話の内容などの言語情報が7%、口調や話の早さなどの聴覚情報が38%、見た目などの視覚情報が55%の割合であった。
これはあくまでも見た目と話している内容が全然異なる場合での実験なので、解釈を間違えやすいですが、伝えたいのは話の内容も大事だけど話し方や見た目も大事ということです。
わかりやすい例を挙げると恋人を親に紹介する場合、親は恋人と話をする前にまずは見た目で判断します。いくらまともな事を話しそうとしていても見た目がチャラチャラしてると聞く耳も持ちません。
つまり、「何を言ったか?」という話の内容も大切ですが、「どのように言ったか?」という見た目や話し方も重要になります。
見た目について服装はもちろんですが大事なのは顔の表情です。笑顔で話すことで相手に与える印象はとても良くなります。慣れないうちは愛想笑いでも良いので表情を意識しながら話すことで相手には話を聞いてもらいやすくなります。
分かりやすく話すトレーニング
文章の構成を決めて話すことで話す内容はとても分かりやすくなります。始めは話の内容が冗長になりがちですが、意識することで伝わりやすくなります。
分かりやすく伝えるコツ
文章を組み立てるときに結論と理由をあいまいにしない。結論→理由→まとめの順で話すように意識しましょう。例:「テレビは好きですか?」
結論:「テレビは好きです」
理由:「なぜなら、たくさんの情報を知ったり楽しい気持ちにさせてくれます。」
まとめ:「だから、私はテレビを見るのが好きです。」
色んな言葉を並べて話した後に「結局何が言いたいの?」と言われたことありませんか?自分の中でも話したいことが整理できていないときは自分でも話しながら何を伝えたかったのかよくわからなくなります。
まずは伝えたい結論を話してから理由を後からつけることで話しが分かりやすくなります。
分かりやすく伝えるトレーニング
文章を組み立てるときに主語を入れて話す。例:「海外旅行はどんなところへいきたいですか?」
結論:「私はハワイへ行きたいです。」
理由:「なぜなら、ハワイは景色が綺麗でショッピングを楽しめます。」
まとめ:「だから、私は海外旅行にいくならハワイに行きたいです。」
話の流れから主語がなくてもわかるだろうと思う部分もありますが、日頃から意識することで相手に伝わりやすくなります。
自分の中では主語になるものはイメージしながら話していても相手に伝わっていない場合、主語が抜けていることがあります。
「何についての話?」と聞き返される場合はまさに主語が抜けているのではないでしょうか。
最後に
話し方、話す内容を意識することで話す力は確実にアップします。
よりよいトレーニング方法はやはり実践する事です。実践に勝る成長はありません。
セミナーでも体験しましたが、トレーニングの仕方はある例題について1分間話す内容を考えます。考える時間は5分間とします。
実際にやってみると1分間がとても長く感じます。
私は30秒ほどで話す内容がなくなってしまい、改めて自分の能力の低さに気付かされました。
例えば
会社員の方であれば自分の会社について
学生であれば自分の学校について
魅力は何か教えてください。
普段から意識してなければ中々出てこないと思います。意識している人はスラスラと出てくるかもしれませんが、ここが良い所だよ。とオススメするような感じで考えてみて下さい。