カブトムシの幼虫の育て方を解説!初心者でも簡単にできます

投稿日:2017年10月16日 |最終更新日:

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カブトムシは昆虫の中でも一際目立ってカッコいいですよね。

幼虫から育て始めると成虫になった時の感動が忘れられないです!

やってみると意外に簡単なのでカブトムシの幼虫を育ててみましょう。

カブトムシの幼虫を手に入れよう

カブトムシの幼虫がいないと育てる事もできないので、まずはカブトムシの幼虫を手に入れましょう。カブトムシの幼虫はネットの通販で購入できます。

大きな公園やキャンプ場へお出かけする予定があるなら、カブトムシ採集に挑戦してみては?

幼虫を買うなら販売期間に注意
カブトムシの幼虫を買うなら秋~冬の時期にしましょう。春~夏の時期になると売り切れ続出です。

カブトムシの飼育の準備

カブトムシの幼虫を飼育する準備をしましょう。

  • カブトムシを飼育するケース
  • ケースに入れる土
  • 霧吹き
  • 朽木
  • プラスチックのスプーン

カブトムシの飼育に必要なものは100均ショップやホームセンターで買えます。ケースにお金を掛けたくないなら発泡スチロールの入れ物でも良いです。スーパーなどで貰えますよ!

土はお店で買おう
ケースに入れる土はマットと呼ばれています。公園や山の木が生えている近くの土でも良さそうですが絶対に止めましょう!自然の土には微生物や細菌がたくさん潜んでおり小さな虫が沸いてきます。

栄養や種類によって値段も様々ですが、まずは手頃な値段のもので構いません。注意しておきたいのは、発酵させている土で匂いがキツイものがあります。家の中で飼育するなら避けた方が良いでしょう。

湿度を保つ
カブトムシは土の中にいる時間が長いので、居心地が悪いとストレスになります。適度な湿度を保てるように霧吹きで土を湿らせてあげましょう。

軽く握って固まるくらい水分を含んでいる状態が良いです。

朽木を準備しよう
幼虫を飼育する前に朽木の準備をしましょう。朽木とは腐った木の事です。朽木がなくてもカブトムシの飼育はできますが、あった方が良いです。

  • 土と同様に餌になる
  • 加湿器代わりになる

カブトムシを飼育する土には朽木のチップ(細かく砕いたもの)が入っています。朽木は土と同じくカブトムシの幼虫の栄養源です。朽木があれば加湿器の代わりになり、湿度を保ってくれる役目を果たしてくれます。

朽木はそのままでは使えず下準備が必要です。朽木を水に3時間程つからせて充分に水を吸わせた後に半日ほど日陰で干して使います。

これが朽木です。乾燥している木でめちゃめちゃ軽いです。水を入れるケースも準備します。

ケースに水と朽木を入れると朽木はプカプカ浮きます。

このままでは水を吸わないので上からオモリをのせて木を沈めます。

3時間経った後に半日ほど日陰で干してから土に入れましょう。

半日以上干すと朽木に異変が!?
朽木を水に漬けた後、1日干していると朽木にカビが生えます。

朽木に水を充分に含ませてから半日以上干しているとカビが繁殖しやすいようです。干し過ぎには注意です。

それでは早速カブトムシのすみかとなる場所を作っていきましょう!

カブトムシを飼育する場所を作る

飼育するケースに土を入れましょう。

ケースの高さの1/3~半分が目安です。

水につけた後に干した朽木を土の上に入れます。

その上から土を追加します。ケースの2/3~3/4が目安です。

カブトムシの幼虫は土を食べて育ちます。基本的には土の中にずっといるので、空間のスペースはそんなにいらないです。

卵を取り出す

カブトムシの幼虫を購入する場合は読み飛ばしてください。オスとメスのカブトムシがいるなら卵を産ませて育ててみましょう!

カブトムシのオスとメスを一緒に飼育していると大体産卵します。外で捕まえてきたメスのカブトムシは産卵できる状態になっている場合が多いです。

カブトムシがいる土の中に卵を産んでいるので取り出しましょう。カブトムシがいると卵を傷つけてしまうので、カブトムシは一旦別の容器などに移動します。

新聞紙やチラシなどの上に土をドバーっとぶちまけます。他の容器に少しずつ土を入れ替えてもいいですが、このやり方が効率良いです。見えにくいですが、小さくて白いものがカブトムシの卵です。

卵を産み始めてから1週間もすれば20個くらい卵が見つかります。色は白や茶色、形は米粒のような形やまん丸のものなど様々です。

卵から幼虫に孵化

卵の採集から1週間ほど経つと卵から幼虫に孵化し始めます。幼虫を観察するなら傷つけないようにプラスチックのスプーンですくいましょう。

卵を産んだ時期や成長スピードも異なるので少しずつ孵化していきます。

卵を孵化させる時の注意事項

卵を孵化させる時に気をつけておきたい事が3つあります。

  • メスを1匹飼いにする
  • 産卵用のケースを用意する
  • 卵は素手で触らない

メスが卵を産み始めたらチェックしておきましょう。

メスを1匹飼いにする
カブトムシのメスが卵を産み始めると、ケースの中はそのメス1匹だけにしてあげましょう。カブトムシが何匹かいるとすぐに喧嘩をするので弱ってしまいます。

ストレスをためず産卵に集中させる為にはくつろげる空間が必要です。

産卵用のケースを用意する
いつも飼育しているカブトムシのケースの他に産卵用のケースを用意しましょう。カブトムシは土に潜ったり出てきたりするのでその移動中に卵に当たると潰れてしまいます。

自然で育てるならしょうがないかもしれませんが、飼育するならできる限り生存率は高めてあげましょう!

卵は素手で触らない
カブトムシの卵を扱う時には素手で触らないように注意しましょう。卵を傷つけてしまったり、手の細菌が移ることがあります。プラスチックのスプーンで卵と周りの土も一緒にすくいましょう。

卵についての豆知識

続いて卵とメスの寿命に関する情報を紹介します。

カブトムシのメスが産む卵の数は?
カブトムシのメスが産んだ卵の数を数えてみました。

産み始めた週には20個ありその翌週から3週間連続で10個ずつ確認できたので合計50個産みました。その次の週には残念ながら息絶えてしまいました。

産卵と寿命は関係する?
卵を産むメスと産まないメスの寿命を比べると卵を産むメスの方が短命です。やはり卵を産み続けると体力の消耗が激しく寿命が短くなるようです。

産み始めの頃はメスは元気ですが、時間が経っていくと卵を産まないメスに比べると元気がなくなってくるのが分かります。カブトムシの動きを見ていると圧倒的に衰えを感じます。

卵は全部孵化しない
メスの寿命にも関係しますが、産み始めの頃は卵の状態が良いものが多いです。産み始めてから3〜4週間経ってからの卵はほとんど孵化しません。

カブトムシの幼虫を飼育する

ケースの土の上にカブトムシの幼虫を置くと土の中に潜ります。卵から孵化したばかりの幼虫でも自力で潜っていきます。

幼虫が土に潜らない!?
土に潜らない幼虫がたまにいます。土に潜らないと死んでしまうので土の中に入れてあげましょう。

幼虫は土を食べてどんどん大きく成長していきます。

4週間もすれば土を良く食べる幼虫は他に比べて一回り大きいです。

幼虫のお世話について

幼虫を日々お世話する時に注意するポイントは3つあります。

  • 飼育環境
  • 幼虫のフンの掃除
  • 土の手入れ

この3つだけを抑えておけば幼虫は大きく成長してくれます。

飼育環境
飼育するケースは直射日光が当たらない日陰に置きましょう。室外で飼うなら雨が降ってもケースに水が入らない場所を選んで下さい。

幼虫のフンの掃除
カブトムシの幼虫はたくさん土を食べてフンをします。土の表面にあるスイカの種のような黒いものが幼虫のフンです。

定期的にスプーンですくって捨てましょう。

土の手入れ
カブトムシの幼虫は食欲旺盛で土をたくさん食べます。ほったらかしにしていると土が減るので減った分を追加しましょう。

幼虫のフンが多すぎる時は掃除も大変なので土を丸ごと入れ替えてあげましょう。

土の状態が良くないと幼虫は土に潜ってくれません。土が乾いていないか?フンまみれになっていないか?を注意してあげ幼虫が住みやすい場所にしてあげましょう。

まとめ

カブトムシの幼虫の飼育方法の解説でした。

初めての場合は準備が大変ですが、慣れてしまうと簡単です。ケースを置く場所だけ気をつければ毎日チェックしなくても良いです。2~3日に1回、週に2回くらいのペースで土の掃除や霧吹きで湿度を保ってあげましょう。

そこそこ大きくなってくるとサナギになります。場所が狭いと成虫になる前に死んでしまうのでその点だけご注意を!

最後までご覧頂き、ありがとうございました。

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    -子供

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    1. ウル より:

      ほそめパパさん、こんにちは。

      あれから卵はどうなったのか密かに気になっておりました。
      それにしてもすごいですね、19匹も孵化したのですね。
      入れ物の中の幼虫の存在感が。。。

      これからどうなるのか、夏が来るのが待ち遠しいですね。

      • ほそめパパ より:

        ウルさん、こんばんわ。

        卵を生み始めた時にはもっと孵化する予定でしたけど19匹止まりでした。幼虫だけにするとなんともいえない存在感がありますよね。来年の夏まではまだまだ長いですがこのまま成虫まで無事に育ってくれる事を楽しみにしています

    2. […] カブトムシは先月捕まえに行ってオスが6匹とメスが2匹いました。 ■関連記事カブトムシの幼虫を育て始めて1ヶ月が経過 […]

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