仕事を頑張っても評価されないのはなぜ?【評価基準を教えます】

投稿日:2021年6月11日 |最終更新日:

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仕事を頑張ってるのにぜんぜん評価されない


人一倍仕事してるのに上司の評価が低いと納得できませんよね。なぜ評価されないのか?それはあなたと会社の評価基準が違うからです。

この記事を書いている「ほそめパパ」と申します。
  • 社会人歴21年の現役サラリーマン
  • 中間管理職(リーダー、マネジメント)
  • 人材育成や後輩指導の業務に従事

現在の私は仕事で同僚や後輩の人材育成に取り組んでおり、自分の部下を毎年評価してます。組織のトップではないので、評価し評価される両方の立場です。だからこそ、どうすれば評価されるのか常に意識してます。

今回は、評価される方法をかわかりやすく解説していきたいと思います。

仕事を頑張っても評価されないのはなぜ?

まず、評価されるとは何でしょうか。自分がわかるものに置きかえると理解しやすいです。

学生時代の通知表

学生時代の通知表が会社の考課表と同じです。通知表で良い結果を得るには、テストで高い点数を取れば良いです。

会社だとテスト結果にあたるものは何でしょうか?それは、会社の売上や利益にどれだけ貢献したかです。つまり、自分の仕事が売上や利益を出せば評価が良くなります。

売上が出ないプロジェクトや部署なら評価されないのでは?

このように思うかもしれませんが、そうでもありません。それは会社の評価基準が売上、利益だけではないからです。では、会社の評価基準がどんなものがあるか解説していきますね。

会社の評価基準は何?

会社の評価基準は大きく分けて5つあります。

  1. 売上、利益を出したか
  2. 規則を守ってるか
  3. コストを意識した仕事に取り組んでいるか
  4. 積極性があるか
  5. 年功序列

会社によって評価項目の違いはあっても、大きく変わりません。この評価項目の基準を達成する、もしくはある水準を満たすと高い評価されることにつながります。

売上、利益を出したか

まずは、会社の売上や利益を出すような仕事をしたのか。これが一番の評価ポイントとなるのは間違いありません。

営業職だとわかりやすいです。

担当営業した件数契約が取れた件数
Aさん100件2件
Bさん20件5件

契約が取れた件数が多いBさんの方が評価されます。売上、利益においては結果がすべてです。

Aさんの方が100件も営業したから頑張ってると感じるかもしれませんが、それは間違ってます。数字が多いイコール頑張ってる。とはならない理由を説明します。

担当営業した件数契約が取れた件数事前調査客先情報
Aさん100件2件なし何も考えず近い場所
Bさん20件5件あり契約が取れそうな地域

これを見るとBさんの方が、契約を取る意識を持ち頑張ってるように感じますよね。つまり、見える数字の他で結果につながる行動をしてます。努力が結果にあらわれず、運に左右されることもあります。

数字として見えづらい仕事でも、売上や利益が上がるような行動をすれば評価されることは間違いありません。

ただ一つ言えることは、頑張り方を間違えてなければ、かならず結果はついてきます。

規則を守ってるか

これは会社のルールで当たり前と言われる内容です。

  • 遅刻や早退はないか?
  • あいさつを始め、礼儀はあるか?
  • 提出物の期日に遅れてないか?

これは、プラス評価ではなくマイナス評価として考えられます。できて当たり前なので、会社の規則ができてないと他で評価される内容があっても評価されにくいです。

規則は経験が浅くても意識すれば守れることです。ルールを守れない人に高い評価はつけれません。

遅刻や早退は、やむを得ない理由があればしょうがないです。電車の遅延なら遅刻となりますが、連絡しておけば問題ありません。ここでは、正当な理由がない無断欠勤などを指します。

コストを意識した仕事に取り組んでいるか

まず、残業を頑張ってるから評価して欲しい。という考え方は間違いです。残業すれば会社の利益が減ります。

  • 【本人】
    残業してまで仕事を頑張った
  • 【会社】
    残業しないと仕事が終わらない(能力が低い)

決められた時間内に仕事が終わらなくて残業したかもしれませんが、時間内に仕事が終わらない結果に違いはありません。

つまり、決められた時間内に仕事を終える能力がない。と判断されるだけです。

  • 1日中頑張ったけど仕事が終わらず残業
  • 半日サボったけど定時内で仕事を終えた

極端なたとえですが、後者の方が仕事ができると評価されます。

会社が求める人材は、決められた仕事を効率よく進めれる人材です。長い時間ひたすら作業をする人材ではありません。

仕事の頑張り方を間違えてる

残業をしない方が良いとは言え、仕事になれないうちは仕事のスピードが遅いので、残業することは大いにあります。

ただ、自分1人で終わらせる努力は大切ですが、終わらないと判断し助けを求めるのも重要です。どんなときでも残業をして自分だけで終わらせようとする頑張り方は間違いです。

  • 手助けしてもらう
  • 仕事の納期を延ばす

社会人の経験が浅いと、自分から周りに声をかけるなど行動するのは難しいです。そんなときは上司に相談しましょう。

会社は組織で活動しており、自分一人で仕事をしてる訳ではありません。周りの人を上手く使うのも立派な能力です。

誰かに相談するにはコツがあります。こちらで詳しくまとめてるので、あわせてご覧ください。


積極性があるか

与えられた仕事を自分で終わらすのが難しいとき、1日中悩んでたら時間のムダです。

30分で見切りをつけて、上司や同僚に相談すれば良いヒントが得られるかもしれません。何でも聞くのは良くないですが、ある程度悩んで何も変わらないとそれ以上は時間のムダになります。

「仕事で困ってることない?」と聞かれてからでは遅いです。自分で解決させようとする気持ちや行動が大事です。やはり、受け身で仕事をしてると低い評価となります。

年功序列

他の評価項目とは異なりますが、年齢や勤続年数が増えていくと昇級します。

規模が大きい会社ではある程度の人数をチームとしてまとめます。それを上司となる役職の人が管理、及び評価します。係長→課長→部長→支店長→エリア長と組織によって役職名や粒度は異なりますが、考え方は同じです。

だから多くの社員が入社する会社では、その管理役として新たな役職を与える社員も増やさないといけません。直属の上司だけど、ぜんぜん相談に乗ってくれないし仕事ができるように感じない。というときは、残念ながらこれにあてはまるかもしれません。

頑張ってるならアピールしよう

自分なりに考えて行動してるけど評価されないなら、上司へのアピールが足りないかもしれません。



作業が多すぎて残業してます。今月の残業は20時間を超えそうです。



わかりました。頑張って下さい。


上司に残業してる事実だけを伝えてます。このままでは、特に評価できそうなところは見当たりません。



作業量が多く残業せざるを得ない状態が続いてます。手伝えそうな人はいませんか?もしくは納期を延ばして頂けるとありがたいです。



毎日の残業ご苦労様です。手助けできる人がいるか確認します。納期は延ばせるか客先と相談してみます。


いかがでしょうか。状況は同じでも、自分の頑張りを伝わるように変えるだけで、上司の部下への評価は大きく変わります。積極性や責任感も感じられ、仕事を終わらそうと頑張ってることが評価できます。

まとめ

会社の評価基準を改めておさらいしましょう。

  1. 売上、利益を出したか
  2. 規則を守ってるか
  3. コストを意識した仕事に取り組んでいるか
  4. 積極性があるか
  5. 年功序列

どこか自分に足りない部分があるなぁと感じたら、改善できるように行動してみてはいかがでしょうか。少しでも参考になれば嬉しいかぎりです。

というわけで、会社の評価基準が理解できれば良い結果につながるはずです。



評価基準がわかれば結果は出しやすくなります。


最後までご覧頂き、ありがとうございました。

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